結婚

結婚。
遂に我が人生にその時はやってきた。
NYで9月11日と言えば、こちらの人は誰もがあのテロの惨事を思い出しますが、
我々は「忘れる事はないであろう」という理由であえてこの日を選びました。


書類はNYの日本領事館に提出したのですが、結婚するのがお互い日本人でしたので、手続はおそらく日本に居るのと全く同様でした。
お互いの両親にお願いして戸籍謄本を取り寄せてもらい、2名知人に署名してもらい提出。こちらに友人も少ないので、お世話になっている友人と、寿司屋の大将にまでサインしてもらいました(笑)。
手続は10分ほどで終わりましたが、「アメリカの住所はカタカナで書け」だの、しっかりしてると言うか、煩わしいと言うか、久々に「日本やなー」というのを感じた次第です。


実感は? と問われると全くないのですが、まーこんな私が「この人は!」と思う人と
結婚できた訳ですから、人生捨てたもんじゃないし、生きてて良かったとさえ思った瞬間でしたね。
「自分は不幸だ」と思っておられる人、全くそんな事ないでー。
私は産まれてこの方、今まで・今でもモテた事もなければ、今の嫁にも「第一印象は最悪だった」と言われてた位なので、人生分からんもんですよ。
全てが「縁」なんですね。
親父が昔言ってくれてたけど、「何十年掛かってもいいから生きてるうちにたった一人、「これは」という人を見付ければ良い。もしそういう人を見付けたら、絶対チャンスを逃すな」と。その通りだったのかな。確信はないですが。
結婚というのは、両家がお互い歩み寄って一つになって、こんなに感動的なもんなんですね。
これは自分で体験しないと全く分からない。重みというか何と言うか・・・。
先日久々に高校時代の親友から感動的な慶びの連絡を貰い、遅ればせながら彼の結婚した頃の気持ちがやっと少し分かった感じです。


でも同時に、結婚がゴールではなく、スタートでしかないと言う事も同時に感じます。
相手には自分の戸籍に入ってもらいましたが、入籍した後に「自分が新たな籍に入って、元の姓でなくなったのが寂しい」との旨を伝えられ、とても考えさせられました。
ほな逆でも構へんで、という感じですが、そういう問題じゃないんでしょう。


結婚を新たな節目として、「再スタートを切った」というところでしょうか。
今後の言動が自分一人の物ではなく、家族の物になるということを頭に叩き込んでおきます。
ある恩人からは「新婚やからラブラブで仕事も手に付かないんとちゃうか?」というご指摘を頂きましたが、浮かれる事もなく、ただ家族の為にふんどしを締め直し、邁進するのみです。


長くなりましたが、今後も頑張って生きます!
皆さん、これからも宜しくお願いします